イグアノドンという恐竜をご存知でしょうか?イグアノドンは恐竜の歴史の始まりといわれている恐竜です。
今回はそんなイグアノドンの復元の歴史についてご紹介します。
恐竜の歴史・イグアノドンとは
イグアノドンは、白亜紀後期のアメリカ、イギリス、ベルギー、ドイツなどに生息していたといわれています。
鳥脚類でイグアノドン類イグアノドン科の草食恐竜だといわれています。
大きさは全長がおよそ6mから11mで前脚の親指は鋭く尖っており、闘いなどのとき相手を倒す武器のような役割をしていたのではないかといわれています。
イグアノドンの生態
イグアノドンは植物などを食べることから草食系の恐竜だといわれています。
イグアノドンは草食恐竜の中でも頭が大きく、馬のように長細いのが特徴です。また、固い嘴を持ち、その奥には葉形の歯がビッシリと並んでいたといわれています。そのため硬い木の実や植物の枝や葉っぱなども簡単に噛むことができたのではないかと考えられています。
そして、イグアノドンは二足歩行をしていたこともわかっています。
イグアノドンの歴史と復元
イグアノドンの発見は恐竜の歴史の始まりといって良いほど、それはとても影響力があったといわれています。
恐竜発見がなされるようになり、化石の発掘により恐竜がいた時代や恐竜のことが明らかになったといわれていますが、メガロザウルスと同様に名前が付けられたのがイグアノドンだったようです。
イグアノドンは1821年にイギリスの田舎町の医師ギデオンマンテルという人物によって歯の化石が発見されたことが始まりだったといわれています。その頃はまだ、恐竜の発見が行われていなかった時代でまさに、イグアノドンの発見が恐竜の歴史を大きく変えるきっかけとなりました。
そして1825年にイグアノドンという名前が付けられ世の中にその名を知らしめることになったといわれています。
イグアノドン発見時
イグアノドンの歴史的発見時、ギデオンマンテル氏はイグアノドンの歯があのイグアナに似ていることからイグアノドンという名前をつけたといわれています。
ギデオンマンテル氏が発見し復元された復元図は鼻先に円錐形の角のようなものがついており、イグアナの顏に四足歩行の恐竜だったといわれていました。
イグアノドンの再復元時
イグアノドンの発見からさらに数年後の1878年にベルギーの炭鉱で新たなイグアノドンの化石が発掘され、それもほぼ全身の化石を見つけることに成功しました。
新たなイグアノドンの復元がされることになったのですが、その再復元されたイグアノドンは発見時のイグアノドンの復元図とは大きく変わっていたのです。
なんと、ギデオンマンテル氏は致命的なミスを犯していて、鼻先についていた角は実はスパイク状になっている親指の骨だったのです。
新たに復元されたイグアノドンは鼻先はスッキリ、二足歩行に変更されたといわれています。
現在のイグアノドンの復元
そしてイグアノドンの復元が再修正されました。
たくさんの研究結果により、イグアノドンは前脚の第二関節から第四関節の指に特殊な関節があることが発見されたことで、イグアノドンは二足歩行ではなく四足歩行もしていたのではないかということがわかったといわれています。
とにかく、歴史的に新しいことを発見させてくれるイグアノドンなのですね。
まとめ
いかがでしたか?イグアノドンの復元の歴史についてご紹介しました。
イグアノドンは発見時も歴史的に大きな影響を与え、また、復元されたことによりまた注目された恐竜だったのですね。