ブラキオサウルスの頭頂部には、丸い特徴的なコブがあります。そのコブには鼻の穴に似たものがあることから、水中で生活していたのではないかと、こう考えられてきました。

水中で、自由に活動することができたのでしょうか。

ブラキオサウルスは水中で生活していたの?

ブラキオサウルスは、草食性の首長竜の一種になります。

マツやカラマツ、イチョウといった植物を食べて生活しており、水中に潜り、魚やイカ、エビ等を捕獲する必要はありません。

このことから、水中での生活は疑わしいものとなりますが、水中での生活を支持する研究者たちは、ブラキオサウルスの頭にあるコブに鼻の穴のようなものがあることから、水中での生活があったとの意見を翻すことはありませんでした。

ブラキオサウルス  水中

なぜ、ブラキオサウルスのコブに穴があったのか?

水中での生活は、賛否が分かれておりましたが、ブラキオサウルスには横隔膜がないということが判明し、長時間の水中生活は難しいと判断されました。

横隔膜がなければ、水中での生活は耐えられません。あまりにも長時間滞在すると、肺に水圧がかかり、身体への負担が大きくなることから、陸での生活が一般的な説となりました。

この説を裏付けることができたのは、1987年になります。同じ首長竜であるプレシオサウルスの化石が発見され、その化石を細かく分析したところ、体内に子供の骨格が残されていることが分かりました。

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その子供の骨格が判明するまで、実に24年という長い年月がかかっておりますが、この研究によって、首長竜が胎生であることが判明し、陸で産卵していることが証明されたとのことです。

まとめ

恐竜は、世界がまだ海に覆われている時代に生きていたため、ほとんどの恐竜は水中で生活ができたという説を違えない研究者も少なくありません。

未だ、謎に包まれる首長竜ですが、確かに、ブラキオサウルスも大きな立派な尾をもっております。その尾は、何のためにあったのでしょうか。水中を自由に泳ぐために使っていたのかもしれませんね。

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