今までの地球の歴史のなかで史上最強と言われる海洋生物をご存知でしょうか?

最近ではジュラシック・ワールドという映画に出演していました。あの鮫を一口で飲み込んだ生物です。あの生物はモササウルスといいます。

今回はそのモササウルスの生態について調べていきたいと思います。

海の恐竜?モササウルス

まず最初に断っておきます。タイトルに海の最強の恐竜と書きましたが正確にはモササウルスは恐竜ではありません。恐竜というのは地上に住む獣脚類を恐竜というのであって水棲になるモササウルスは恐竜ではありません。海棲の古生物大型爬虫類です。種族としてはトカゲや蛇の仲間になります。

モササウルスという名前は化石の発見場所オランダにあるマーストリヒトの近くに流れるマース川にちなみ名付けられました。

モササウルス 海 恐竜

モササウルスの大きさは最低でも90cm最大では18mなり、ジンベイザメの1.5倍で、重さは40tになります。発達した胸鰭や尾鰭を持ち泳ぐ速さは時速40km以上になりました。

白亜紀後期において海の生態系の頂点に君臨していました。モササウルスの出産方法は哺乳類と同じ胎生であったとされています。幼生のモササウルスの化石が海洋の地層から発見されたことからモササウルスは陸上で卵を産むのではなくある程度子供を体内で育てから海中で出産していたと考えられます。この出産方法を選んだことでモササウルスは体をより海洋の生活に最適化していくことができたと考えられ、モササウルスの繁栄に成功した一つの要因なのではないかと考えられています。

モササウルスは体に対して非常に大きな顎を持っておりその力は狩りの際に遺憾なく発揮されました。そしてその顎の中にはまた強力な歯を備えていました。

モササウルスの歯は二重に並んでいて形は牙のように尖ったものではなくある程度丸みを帯びていて硬いものでも擦り潰せるようになっていて貝や甲殻類も噛み砕いていました。また、歯は何度でも生え変わりました。

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モササウルスは現代でいうところの鮫のような生態的地位でしたが現生の鮫は軟骨魚であるのでシャチなどの大型海洋哺乳類に比べて弱いところがあります。モササウルスは頑丈な骨格をもっていて、獰猛な性格と強靭な顎、巨体に似合わない優れた遊泳力を持つモササウルスは白亜紀後期の海において最強の捕食者だったに違いありません。

まとめ

モササウルスは恐竜の仲間ではなくトカゲや蛇の仲間で巨大に進化した海棲大型爬虫類でした。

モササウルスは白亜紀後期の海洋においてまさになんでも食べてしまうという生態系に君臨していた巨大海洋生物だということがわかりましたね。

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