白亜紀後期の海にいた生態系の頂点に君臨していた巨大海洋生物モササウルスを知っていますか?

最近ではジュラシック・ワールドに鮫を一口で食べるシーンで出てきたりしました。

このモササウルスの頭の大きさはどれくらいあったのでしょうか?調べてみたいと思います。

モササウルスの頭骨の大きさ

モササウルス科の多くの種では頭骨の大きさは全長の10%から14%であると言われています。

1770年頃、二番目に発見されたモササウルスの頭骨を1995年、チュービゲン大学がマーストリヒトの頭骨化石を再鑑定しているのですがこのとき下顎が完全ならば1.6mはあったであろうと推測しています。また全長は17.6mと推定できると発表しました。

アメリカのサウスダコタ州にある地質学博物館にはモササウルスの完全に近い骨格が展示されていますが、このモササウルスは全長8.8mで頭骨は1.2mです。

ロシア西部のペンザ郊外で1927年に発見されたモササウルスの頭骨がサンクトペテルブルク大学の博物館に展示されていますがこの頭骨はマーストリヒトの頭骨よりも大きいと言われています。

化石は断片化していますが復元すると長さ1.7m余りになるといいます。ということはこのロシアのモササウルスは全長17mくらいになるのではないでしょうか。

モササウルス 頭骨 大きさ

モササウルスの仲間達には数種類います。少しご紹介しましょう。

ダラサウルス

生息場所、北米、モササウルス科の中で最も古い時代の地層から発見された種類まだ手足は完全な鰭にはなっておらず、大きさも1mたらずとまだ巨大化はしていませんでした。

クリダステス

生息場所、北米、大型化を始めた最初のモササウルス亜科で全長3mとモササウルスとしてはまだ、小型の種です。

モササウルス

生息場所、ヨーロッパ、北米、日本等、モササウルス科の代表格、世界中で多数の化石が見つかっており大きさも18mと最大、鋭い歯で獲物を捉え硬いアンモナイトも容赦なく食べてしまう。また体に怪我を負った化石も多く日々争いが絶えなかったことがわかっています。

スポンサードリンク

ティロサウルス

生息場所、世界各地、モササウルスが大型化を始めた最初の時代に現れた最大15mという超巨大な種類、上顎が非常に硬く、これを利用して獲物を突き刺したり他の個体と喧嘩をしていたとされています。

タニファサウルス

生息場所、南半球、日本等、主に南半球で発見されているが日本でも北海道三笠で確認されています。

まとめ

モササウルスの頭骨の大きさは全長の10分1くらいだということがわかりました。

またモササウルスといっても様々な種類がいて大きさも小さな物から大きな物までいることがわかりましたね。

スポンサードリンク