恐竜のトリケラトプスは、現在も生息している動物のサイに似ていていると言われていて、さらにサイはトリケラトプスの先祖なのではないか?という説が浮上したことがあります。
確かに、トリケラトプスとサイは似ていて、特徴とされているのが同じ角という共通点があると思います。
では、動物のサイは恐竜のトリケラトプスとの関係はあるのでしょうか?
今回は恐竜のトリケラトプスと動物のサイの大きさや、サイの先祖はトリケラトプスなのか?という疑問について紹介したいと思います。
サイとトリケラトプスの大きさの違いとは?
動物のサイは動物園などで見たことがある人が多いのではないでしょうか?
サイは大きな動物の印象があると思います。動物のサイは大型哺乳類であり、大きさは体長約2.4メートル~4メートルになります。
そのサイの中で最も大きなサイとされているシロサイの大きさは体長約3.5メートル~4.2メートルです。
では、恐竜のトリケラトプスの大きさは体長何メートルなのでしょうか?
恐竜のトリケラトプスの大きさは体長約7.9メートル~9メートルとされています。なので、サイとトリケラトプスの大きさの差はかなり大きいと言えるでしょう。
恐竜のトリケラトプスの大きさは、動物のサイの大きさの倍以上の大きさであることがわかりました。
サイの先祖はトリケラトプス?
動物のサイは恐竜のトリケラトプスの先祖なのではという説が浮上したことがあります。動物のサイは哺乳類であり、恐竜のトリケラトプスは恐竜類とされていて全く違う種類の生物になります。
全く種類の違う生物が、妙に似ている姿や特徴などの器官を持ち進化していくことを「収斂進化」と言います。なので、サイとトリケラトプスは収斂進化が関係しています。
サイの先祖は、約2300万年前に生息していたパラケラテリウムだったとされています。
パラケラテリウムは、およそ2400万年~3600万年前のユーラシアに生息していた史上最大の陸生哺乳類になります。
そしてパラケラテリウムは、哺乳類サイ科に属しています。ということは、サイの先祖はトリケラトプスではなく、パラケラテリウムになります。
まとめ
サイとトリケラトプスは似ていると思っていましたが、全く違う種類の生物だということがわかりました。収斂進化というのですね。
そして、サイの先祖はパラケラテリウムという陸生哺乳類。ですが、確かに恐竜と似ていると先祖なのではないかと思ってしまうのもわかるような気がします。もし、気になる場合は調べてみるといいでしょう。