史上初めての恐竜化石発見がこのイグアノドンだといわれていますが、それまでは恐竜の名前すら付けられていなかったようです。
そんな、イグアノドンの化石から見る生息地について今回は調べてみることにしました。
イグアノドンについて
イグアノドンは、ジュラ期から白亜紀後期(1億5000万年前から1億2600万年前)に生息していたとされ、鳥脚類、イグアノドン類イグアノドン科の草食恐竜だったことがわかっています。
体の特徴
イグアノドンの体の大きさは、体長がおよそ10m、体重は5トンの大型の草食恐竜で同じような系統の草食恐竜の中では頭が大きく馬のように長いのが特徴のひとつといわれていて、硬い嘴をもっていたといわれています。
また、硬い嘴の奥には葉歯がたくさん生えていたようで、硬い葉っぱや木の実、種、植物類をかみ砕いて食べていたのではないかといわれています。
イグアノドンの最もインパクトがある特徴は、尖ったスパイクのような親指です。このイグアノドンの親指についてはイグアノドンという恐竜の見た目の特徴を大きく変えてしまうようなことが起こりました。
食性
イグアノドンの食性は植物の実や種、葉っぱや木の枝や芽などを食べていたといわれています。
イグアノドンの親指
イグアノドンの化石は史上で初めての恐竜の発見として知られています。
1821年にイギリスの医師のよりイグアノドンの歯の化石が発見されその4年後1825年にイグアナに似ていることからイグアノドンという学名がつけられました。こちらもこの医師によってつけられたようです。
そして、その時復元されたイグアノドンは鼻先に大きな角をつけており、四足歩行のイグアナのような出で立ちのイグアノドンが復元されたようです。
けれど、1838年ベルギーの炭鉱で発見されたほぼ全身のイグアノドンの化石から鼻先の角は親指の骨だったこと、また四足歩行ではなく二足歩行だったであろうことが判明し、新たに復元されたのです。
イグアノドンの生息地
イグアノドンの生息地は、アメリカ、イギリス、ドイツ、ベルギー、などの広範囲にわたり生息していたといわれ、そのあたりの地域でたくさんの化石が発見されています。
最初の発見地がイギリスやベルギーだったためヨーロッパ地域に多く生息していたのかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?イグアノドンの生息地についてご紹介しました。
イグアノドンの生息地はかなり広い範囲だったようですね。海を越えアメリカにも生息していたのには驚きです。