歴史的にも恐竜界に大きな影響を与えたといわれているイグアノドン。そんなイグアノドンには特徴的な親指が存在していたことがわかっているのです。
今回は、恐竜イグアノドンの特徴。親指はどのように使っていたの?というテーマについてご紹介したいと思います。
イグアノドンの特徴
イグアノドンは、白亜紀後期の鳥脚類でイグアノドン類イグアノドン科の草食恐竜だといわれています。
イグアノドンは全長がおよそ6mから11mで前脚には鋭く尖った親指を持ち、草食恐竜の中では比較的大きく長い頭を持っていたそうです。
また、硬く頑丈な嘴とその奥には葉型の歯がびっしりと並んでいたことから、硬い植物の実や種、木の枝、木の実などを好んで食していたと考えられています。
さらに、イグアノドンは二足歩行で生活していたそうです。
イグアノドンの歴史的発見
イグアノドンの歴史的発見は1821年イギリスの医師によりイグアノドンの歯の化石が見つかったことからはじまり、1825年にはメガロザウロスと同様、恐竜の学名が付けられた種類の恐竜です。
発見当時はイグアナに似ていることからイグアノドンという名前がついて、復元もイグアナとよく似た顏に鼻先には円錐形の角があり、四足歩行の恐竜として認知されていました。
しかし1878年にベルギーの炭鉱で全身のイグアノドンの化石が発見されると今までとはちがったイグアノドンの復元ができあがったといわれています。
新しく復元されたイグアノドンに鼻先の角は実はイグアノドンの前脚の親指の骨だったことがわかり、また、四足歩行から二足歩行に変更されたイグアノドンが発表されたのです。
恐竜イグアノドンの親指
恐竜イグアノドンの親指は、発見された時は角だと勘違いされ数年間もイグアノドンは鼻の先に大きな角がある恐竜だと思われていました。
けれど、発見から数年経ち新たに発見さたイグアノドンの化石によって鼻の先の角は親指の位置に戻されたといわれています。
角と親指ではずいぶん違うように思いますが、化石になってしまうと骨も本来の形からは変わってしまうことも多いみたいですね。
イグアノドンの親指の役目
イグアノドンの鋭く尖った親指の骨はスパイクのようだといわれており、その使い方にはさまざまな研究から諸説があります。
戦いの時、相手を攻撃したり威嚇するために使われていたという説や、エサである植物を取ったり、食べる時に使われていたという説などが挙げられています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?恐竜イグアノドンの特徴。親指はどのように使っていたの?についてご紹介しました。
はじめは角と間違えられていたイグアノドンの親指ですが、鋭いスパイクのような親指は自分の身を守るためや捕食に使われていたのではないかと考えられているようですね。