恐竜にも肉食のものと草食のものがいたようですが、あんな大きな体なのに肉を食べなくても大丈夫だったのでしょうか?
そこで草食動物として有名なパラサウロロフスに触れておきましょう。
今回は草食恐竜パラサウロロフスってどんな恐竜!?というテーマについてご紹介したいと思います。
パラサウロロフスとは?
パラサウロロフスは地質時代の区分のひとつである中生代のおわりの白亜紀後期に生息していたとされる恐竜のことで、主に北アメリカの周辺に生息していた鳥脚類の恐竜だといわれています。
鳥脚類は、二足歩行をしていて鳥脚亜目に属する草食系の恐竜のことで、パラサウロロフスは大型の恐竜になるといわれています。
パラサウロロフスの特徴
パラサウロロフスは体長が10mから13m、体重はおよそ4tの大きな体の恐竜だったようです。
体の特徴では頭のてっぺんから後ろに流れるように伸びている鶏冠があり、鶏冠の内部は鼻腔から頭骨の後ろ側へ向かって伸ている骨の管があり、この管はとても長く2m近くあるといわれています。
長い管の役割はいろんな諸説があるといわれ、水中で生活していたとされるパラサウロロフスが地上からの空気を取り入れる役割をするといわれる説や、嗅覚が発達したものとする説、また、大きな声を出すため長い管の内部で声を反響させたといわれる説などがいわれていますが、実際のところはどれが本当なのかはわからないようです。
パラサウロロフスの生態
パラサウロロフスは二足歩行の恐竜ですが、四足歩行もおこなっていたといわれています。食性は植物で、木の実や葉っぱ類を食べていたようで、背の高いところの硬い木の実なども捕り、幅の広い嘴ですりつぶすようにして食べていたのではないかと推測されています。
また、優れた嗅覚をもっていたことから、遠くの成っている果物や木の実なども臭いでその場所を見つけることができたのではないかと考えられているようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?草食恐竜パラサウロロフスってどんな恐竜?についてご紹介しました。
パラサウロロフスは、個性的な外見の恐竜ですが生息期間があまり長くないことから、データーなども他の恐竜よりも少ないのです。
それでも面白い形の長い管をもっていたり、平べったい嘴をもっていたりと個性的な外見をしているのは十分わかりました。