巨大な恐竜と言えば皆さんはどの恐竜を思い浮かべるでしょうか。おそらくほとんどの方がティラノサウルスと答えることと思います。しかし、ティラノサウルスよりも大きな恐竜が存在した可能性があります。それがスピノサウルスです。
映画ジュラシックパーク3ではティラノサウルスと死闘を繰り広げたスピノサウルスですが、知名度ではティラノサウルスにはまだ及ばないという感じでしょうか。
スピノサウルスという名前には「とげトカゲ」という意味があるそうなのですが、これはスピノサウルスのある特徴的な体の部分からつけられています。
今回はスピノサウルスの体の大きさや特徴についてまとめてみたいと思います。
スピノサウルスの大きさはどのくらい?
スピノサウルスの体の全長は約15mほどと言われており、最大級の個体だと17mくらいのものが存在していたのではと推測されています。
日本では2016年に全身骨格の復元標本が初公開されましたが、同時に公開されたティラノサウルスの全身復元骨格よりも一回りおおきいように見えました。
体の大きさは肉食恐竜では最大の体を持っていた恐竜だったのではと推測されています。
スピノサウルスの体の特徴について
スピノサウルスの背中には、他の肉食恐竜には見られないある特徴があります。背中にとても大きなヒレのような帆がついているのです。
この帆の存在により、スピノサウルスは水中での生活に適応していたという説もあります。標本の状態だと、背中からとても長いとげのような突起物が何本もつきだしており、このことから「とげトカゲ」の意味を持つスピノサウルスという学名がつけられたのです。
まとめ
今回はスピノサウルスの体の大きさや特徴についてまとめてみました。
ティラノサウルスもそうですが、スピノサウルスのような10mをゆうにこえる体の生物が昔は存在したということはなかなか信じにくい話ではありますが、化石も多く発掘されていますので、事実なのでしょう。
もし恐竜が絶滅していなかったら、わたしたち人間という生き物は存在すらしていなかった可能性もあります。
実際の恐竜を肉眼で見られないのは残念ですが、こんな大きな生物とはとうてい共存はできなかったでしょう。