ヴェロキラプトルは、中生代の白亜紀晩期に生息していた小型の肉食恐竜です。１９９３年に公開された映画ジュラシックパークで描かれたヴェロキラプトルの最大の特徴といえば、後肢についた大きな鉤爪です。
小柄で細身な体型に似合わない大きな鉤爪を持ち、時速６０キロで走ることが出来るヴェロキラプトルの化石は大変人気があります。
ヴェロキラプトルの化石は買える？その値段とは？
ヴェロキラプトルは、その後肢にある大きな鉤爪で１９９３年に公開されたスピルバーグ監督の映画ジュラシックパークで一躍有名になりました。ですが、実際のヴェロキラプトルは全長２メートル程度しかない小型の恐竜であったこともあって、映画では同じ科に属していると言われたもう少し大型のディノニクスがヴェロキラプトルの名前で登場していました。
ヴェロキラプトルの名前は、この映画で有名になったため、ウロコで覆われた体長４メートル以上もある凶暴な肉食恐竜という間違った情報が広く認識されてしまっていますが、前述したとおり実際にはかなり小さい肉食恐竜です。
また、羽毛が生えていた痕跡を残した化石なども発見されており、どちらかというと鳥類に似た姿をしていたのではと考えられています。
イメージとは大分異なった姿をしていたと考えられているヴェロキラプトルですが、後肢の第２指が発達した大きく湾曲した鉤爪は、化石として大変人気があります。化石については、モンゴル、中国、ロシアなどで発掘されていますが、やはり他の恐竜と同じように全身骨格などは数が少なく貴重なものとなっています。
では、ヴェロキラプトルの化石は一般的に購入できるものなのでしょうか？
恐竜の化石は、公式に販売されているものであれば、実は誰でも購入することができます。ですが、そもそも流通量が少ない恐竜の化石は希少価値が高く、高値で取引されているのが現状です。
希少価値があるため盗掘や密輸など違法な取引が行われているほどですので、実際には実物の購入はなかなか難しいようです。代わりにといってはなんですが、一般的には恐竜の化石のレプリカが広く流通していますので、安価に化石を楽しむのであれば、レプリカの購入がお勧めです。
ヴェロキラプトルの爪などは数千円程度で精密なレプリカが手に入りますので、そういったもので古代の想いをはせてみるのが良いのではないでしょうか。
まとめ
恐竜の化石に興味のある方であれば、誰しも本物の恐竜の化石を手に入れてみたいものです。ですが、流通量が少なく、希少価値の高い化石ほど実物を手に入れるのは困難ですので、実際には精度の高いレプリカを購入して楽しむのが良いのかもしれません。
