海の上を大きな翼を広げて飛ぶプテラノドン。映画ではよく目にした光景ですが、プテラノドンには、どのような種類がいたのでしょうか。
ティラノサウルス等の恐竜とひとまとめにされますが、プテラノドンはどのような生態をもった恐竜だったのでしょうか。
プテラノドンは恐竜?どんな種類があるの?
長いくちばしに大きな翼が特徴のプテラノドンは、北アメリカやイギリスで化石が見つかり、研究されておりますが、実は、日本の北海道でも、化石が見つかっていることをご存知でしょうか。日本の空を優雅に飛ぶプテラノドンが生きていたことを想像するだけでも、ロマンですよね。
種類についてですが、プテラノドン等の翼竜は、ランフォリンクス、プテロダクティルスの2つの種類に分けられます。
ランフォリンクスが生きた時代は三畳紀からジュラ紀にかけて、この頃はまだ歯があり、長いくちばしと尾をもっておりました。
姿はまだ爬虫類に近く、大きな翼をもっていても、空を自由に飛ぶことはできませんでした。
そのランフォリンクスが進化したのが、プテロダクティルスになります。浅瀬に住む魚や昆虫を食べていたからか、歯は退化し、無くなりました。
が、それと反対に、翼、くちばしは徐々に大きくなっていき、白亜紀後期には、翼の全長が12メートルを超えるというケツァルコアトルスも現れております。
プテラノドンの骨格について
プテラノドンの骨格についての研究を行った人たちは、プテラノドンは必要最低限の筋肉しかもっていなかったため、手足の握力はそう強いものではなかったとの見解を述べております。
このことから、大きな獲物を捕獲しても、その獲物を巣に持ち帰ることができなかったため、海辺に住む魚を常食としていたのではないかとの結果を報告しております。
丸のみすることで、かみ砕く必要がないため、段々と歯が退化していったようです。
まとめ
プテラノドンは、飛べない翼竜ですが、木から木へ飛び移ることはできました。その際、ある程度の高さまでよじ登ることができたとのことです。
握力は低くても、爪を使っての木登りは得意だったのかもしれません。