ゴジラのモデルにもなったステゴサウルスはとても有名な恐竜で、ご存知の方も多いと思います。
大きなひし形の骨板を背中に持ち、長い尻尾の先に4本のトゲ状のスパイクをつけた四足歩行の恐竜といえば、イメージがすぐに頭に浮かんでくるほどではないでしょうか。
では、そんなステゴサウルスの種類は?大きさは?特徴は?と具体的に考えてみると実は知らないことばかり。
今回は、皆さんもよく知っているステゴサウルスの生態を更に掘り下げていきます。
ステゴサウルスはどんな恐竜だったのか
ステゴサウルスに関わらず、ジュラ紀や白亜紀にいた大きな爬虫類のような生物を‘恐竜’とひとくくりに呼んでいます。恐い竜と書いて「恐竜」ですから、どの恐竜も大きな牙を持ち、肉食でかつ凶暴といったイメージがあります。
ですが、実際には草食や肉食、雑食と色々な食性の恐竜が生息していて、その大きさや姿形は実に様々でした。
では、ステゴサウルスはそんな恐竜たちの中で、どのような位置にいた恐竜だったのでしょうか。
ステゴサウルスは、草食性の恐竜で中生代のジュラ紀後期から白亜紀前期ころまで繁栄していました。鳥盤目の剣竜下目ステゴサウルス科に分類され、トリケラトプスらと共に剣竜類と呼ばれています。
ちなみに剣竜とはもともとステゴサウルスの訳語で、ステゴサウルスは剣竜類を代表する恐竜と言われています。剣竜類とされていますが、見た目とは裏腹に草食性のおとなしい性格の恐竜だったようです。
ステゴサウルはどのくらいの大きさだったのか
現在の北アメリカや中国に生息していたステゴサウルスは、発掘された化石から、体長は7メートルから9メートル、体重は3トン前後であったことが分かっています。
7メートルから9メートルの大きさは現在の象よりも更に一回り大きいサイズですが、大型の肉食竜であるティラノサウルスなどは15メートルほどもありましたので、恐竜の中ではそれほど大きなサイズでありませんでした。
まとめ
剣竜を代表する恐竜であるステゴサウルスは、その名に恥じない大きなひし形の骨板を背中に持ち、尻尾にはトゲ状のスパイクを4本も持っています。
その見た目などから、肉食の凶暴な恐竜をイメージしてしまいますが、実際には草食のおとなしい性格の恐竜だったようです。