圧倒的な人気を誇るティラノサウルスですがどんな恐竜なのか知っていますか?ティラノサウルスは、今から約7000万~約6500万年前に白亜期後期にアメリカやカナダに生息していた恐竜のようです。

最近ではティラノサウルスと同じくらいの恐竜が見つかっているので、史上最大級の恐竜とは言わなくなってしまいましたが、最大級のグループに分類されるのは間違いないようです。

今回は、そんなティラノサウルスの前足の役割についてご紹介します!

ティラノサウルスの前足は何に使われていたの?

大きい体にはふさわしくないほど、ティラノサウルスの前足は小さいようです。前足についてはいろいろな説があり、狩りには使用していなかった、体を起き上がらせるために補助的な役割をしていたのではないかという説もあります。

ティラノサウルスは最強の恐竜と言われており、捕食者の頂点に立つためにはあごと大きな頭がとても必要となります。

ティラノサウルス 前足 役割

頭が大きいという事は体のバランスを取るのはとても難しいようです。そのため、重心が前に行きすぎないよう、バランスをとるために前足を退化させたのではないかという説もあります。

長い間前足について研究が行われてきましたが、詳しくは分かっておらず、中でも前足を使って立ち上がる時の支えにしていたという説が有力なようです。

発見されたティラノサウルスの骨を調べてみると何度も骨折したような跡が残されていたそうです。ティラノサウルスの鎖骨は前足の付け根にあり、付け根が何度も繰り返し骨折していたという事はしゃがんでいる状態から立ち上がる時に前足に全体重をかけていたからなのではないかと言われています。

前足の長さは90cmほどしかなく、ティラノサウルスによって骨の太さも違い、太い骨の恐竜の筋肉量は相当なもののようです。

ティラノサウルスは最強グループに居る恐竜として有名ですが、どのぐらいの力があるのか気になりますね!

一番力が強いのはあごです。ティラノサウルスの歯はのこぎりのようにギザギザしているため、肉だけでなく骨までバラバラに噛み千切ってしまうそうです。

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最近までティラノサウルスは、単独行動が好きで1匹で狩りを行っていたのではないかと言われていました。しかし、長年研究をつづけた結果、ティラノサウルスは非常に高い社会性を持っていたのではないかと言われるようになりました。

発見された前足の付け根にある鎖骨が骨折したり、体に致命的な骨折の跡が残り、その骨折が治りかけていることから仲間が怪我をしたティラノサウルスにエサを運んでいたのではないかと言われています。

そして、獲物を追いかけるときは動きの早い子供が行い、トドメを刺すときは強靭なあごをもつ大人のティラノサウルスが行うなど親子で行っていたことも考えられるようです。

まとめ

今回は、ティラノサウルスの前足はどんな役割をしているのかについてご紹介しました。

ティラノサウルスの前足はとても小さく、詳しくは何に使われていたのか分かっていませんが、体を起き上がらせる時に補助的な役割をしていた、獲物を捕まえた時にトドメを刺すために前足を使っていたのではないかという説があります。

しかし、鎖骨が骨折していた時から体を起き上がる際に前足を付いて補助的な役割をしていたという説が有力なようです。

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