はるか昔に生きていたプテラノドンの化石は、どこに行けば見ることができるのでしょうか。また、どこで見つかっているのでしょうか。
プテラノドンの化石は、どこで見つかった?それには、どんな特徴があったの?
中生代白亜紀後期に生きていた翼竜プテラノドンの化石は、wikipediaによると、北アメリカのカンザス州をはじめ、アラバマ州、ネブラスカ州、ワイオミング州、サウスダコタ州ほか、日本の北海道でも見つかっていると記載されております。
最初に発見されたのは、1870年。北アメリカのカンザス州西部において、古生物学者であるオスニエル・チャールズ・マーシュ氏らによるものになります。
この時に発見された部位は、翼の骨の一部になりますが、この時はプテラノドンではなく、プテロダクティルスと鑑定されておりました。その6年後、頭骨が発見されたことをきっかけに、プテラノドンと改名されております。
プテラノドンの化石は、その後も、カンザス州西部のナイオブララに多く見られ、現在までに数千点もの化石が発見され、標本が採集されております。
ただ、これらすべては断片的な化石となっており、完全な骨格が分かるものはわずか1点のみとのことです。
プテラノドンは、トサカの大きさによって、オス、メスの区別ができるほか、トサカの形状によって、ロンギケプス、スタンベルギを判別することができます。
トサカが前方に大きく膨らんでいるのがスタンベルギの特徴となりますが、現在までには、スタンベルギであると判別された標本は、わずか1点しかありません。
ちなみに、現在までに発見された化石の中で、もっとも大きい頭骨の長さは約1.8メートルになります。
まとめ
日本では北海道で発見されたことを機に、茨城県や富山県の手取層群にて、また、石川県の桑島化石壁ほか、岐阜県や兵庫県の和泉層群、熊本県の御船層群においても、発見されているとのこと。
富山県にある手取層群からは、日本初の足跡化石が発見されております。但し、この足跡がプテラノドンかどうかは判明しておりません。