スピノサウルスは今から約1億年前の白亜紀に生息していた巨大な肉食恐竜です。スピノサウルスという名前には「とげトカゲ」という意味があります。スピノサウルスの背中には長く伸びたとげのような突起物がありこのことから名付けられたと言われています。

全長は15mから17mにまで及ぶと目されており、かの有名なティラノサウルスに勝るとも劣らない史上最大級の肉食恐竜として知られています。

さて、このスピノサウルスですが、地球上のどのあたりに生息していた恐竜なのでしょうか。日本にも生息していたのでしょうか。

今回はスピノサウルスの生息していた地域についてまとめてみたいと思います。

スピノサウルス 生息地

スピノサウルスの生息地について

基本的に、恐竜のような大昔に存在していた生物については、その化石が発掘された場所から生息地域が推測されます。

スピノサウルスの化石については、その多くがアフリカ地域から発掘されています。エジプトやニジェールなどのアフリカ北部に位置する国から発掘されることが特に多いようです。

このことから、スピノサウルスは現在のアフリカ北部を中心に生息していた恐竜だというのが有力な説でしょう。しかし、スピノサウルスの化石が発掘されているのは実はアフリカ地域だけではないのです。

南米でもスピノサウルスの化石が発見されていますし、なんと日本国内でも群馬県で歯の化石が発掘されたことがあるのです。

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このため、スピノサウルスは現在のアフリカ地域だけでなく、世界各地に生息していた可能性もあるのです。

全身骨格の化石がなかなか発掘されないスピノサウルスですが、もしアフリカ以外の地域で全身骨格の化石が発見されるようなことがあれば、この説もかなり有力な説になるでしょう。

まとめ

今回はスピノサウルスの生息していた地域についてまとめてみました。

近頃は研究や技術が進み、化石が見つかれば、その生物の生態がかなり推測できるようになりましたが、やはり推測は推測で、確かめる術はありません。

しかしこの確かめる術のないというあいまいさが恐竜などの大昔の生物の魅力であり、人を引き付けるのではないでしょうか。

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